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僕の描く君と謂う幻想に抱かれて 僕は何も見えない
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2024/05/04 (Sat)                  [PR]
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もっと美しい色で
魅せてくれなくちゃあ厭、なんて

君は
気付かない
気付かない

僕が
どれほどまで
どれほどまで

声を枯らしていたのか

君は強い
だからきっと、忘れてしまう
傲慢な祈りを以って

ひとつの言
ふたつの音
みっつの色
用意していた
たくさんの光の森へと
連れて行ったのに

もっと美しい色で
魅せてくれなくちゃあ厭、なんてそんな嘘
そうやって今度は、君が遠ざける番なの?

僕が
強ければ
強いほど

君と居られると
ただ其れだけの為に

そっと近付いて、離れた。


ねぇ
痛むかい
痛むかい

どうして泣いているの?
…もっと激しい痛みを、識っている癖に

さぁ
おやすみなさい
おやすみなさい
反動で浮かぶ空に抱かれて

此処にいれば、此処が永遠でしょう?
そんな檻の中で
僕が描いた箱庭の中で
いくつもの花に見送られて
眠るように
おやすみなさい

君に有って 僕に無いもの それは
『高潔で居られない弱さ』
強い は 弱い
不思議な方程式を抱いて
君は君自身の救いで

ばいばい
また遊ぼうね
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2008/02/18 (Mon)                  夢に沈む(仮)

闇に流れる河の水が甘くて
ずっと膝をついて見ていた


顔を伏せていたのは
冷えた身体を抱えて動けない所為か
はたまた聖域に付けた足跡の醜さの所為か


身体を傾けるその加減は
たとえば眼鏡のように
自分を守る術であって

「世が世なら…」と吠えていた



本当に欲しいものは、光
屈託のない笑顔 眩しさ
それでも怖いから、遠ざけて
背を向けて


きっと、抜け殻だった
何処にも居なかった
少しずつ見えてきたような気がするけれど
それすらも脆い残像で


…いつまでも、此処でいい。
忘却の河の底で佇んでいる
祈りさえ捨てて
2007/11/25 (Sun)                  芥に見える筈も無く


目に見えるものを沢山抱えている私が
君には見えるかな。

それでも、強く立っている私を見せたくて
違う。それ以外を見せたくなくて。






接吻けて、抱き寄せて。
沢山の言葉の雨を降らせて。


君を君から奪い去る

…想い出から、奪い去る。



記号から少し外れて、私から

…どうして私から?



そんな言葉も呑み込んで
愛よりも深い闇に誘う





だから私からも奪って

いつもいつも繰り返してきたこの言葉を
透り過ぎた空にも還せない慕情を
触れ合う全てに映し出す面影を


粉々に砕いて欲しかった。
破片が真相を暴く前に早く迎えに来て



― めぐるめぐるよ愚かな恋路 ―



それとも、こんな手もすぐ離して
あの嵐にまた飛び込むのかい?

無邪気すぎるその瞳から
光を消す事だって出来る…この腕で。



利害の一致と照れ隠しすれば良い
喩え私達が余所様のようになれなくても
想い合うまでに辿り着けなくても




簡単に泣いたりもしないよ、もう。

2007/09/25 (Tue)                  ⊿ 
おしまいの詩を奏で
始まりの夢を見る


届けられる声に
向き合う強さを持ち続ける
それがあなたの望みなら


朽ちるまで一緒に居たい
息が切れてしまうまで


あなたの顔が曇って
温くなったなら
抱きしめて 日に翳し
もう一度 揺り起こそう
呼び覚まそう


ねぇ…眠らないで
そんなに醜い愛情はしまっておくから
あなたでなくなってしまっても 愛せる自信がないんだ
だから、ずっと 生に囚われていて欲しい
愛の名を冠す哀れみでも構わない


人の形を取ってしまった
そうして送り出された不幸を


君のために削る命なら
幾らだって惜しくないのに


…奪って欲しいのは僕のほう
奪うほうじゃない
手放してきたたくさんの事を
か細い糸でたぐりよせる


その力があれば 
救いという愚かな事象にたどり着けるかもしれないと


…埋れさせない
今だからこそ 此処だからこそ
忘れてはいけないものがある
コトノハを伏せ 顔をなくし
死んだように生きるなんてさせない


時間が追い風となり
追い越され取り残されて
心が飢えてしまうよ


おしまいにするの?
それとも夢を出て行くの?

何もかも手放せず
掴んでいる気になって
沈んでいる事に気づかない
気付いてしまえば
そこが僕の最期ではないのだろうか
2006/12/31 (Sun)                  ユキノミチ
此処ではない何処かへ
冷えた手を繋いで駆け出す
行き先は何処へでも
貴方が決めてくれればいい

人形(にんぎょう)のような私
遠くから声が揺り起こす
ヒトガタからヒトへ
生まれ変わる(刹那)


吹雪舞う豪風(ごうか)の中
握り締めた大切なもの
手放さないように 守り続ける


目覚めれば仄明かり 
それは明日へと繋がる祈り
向かい風 冬は険しく人を選ぶ
けれど 貴方となら…

凍てた心に咲く灯火(ともしび)
ついて行くと決めたあの日


振り向けば笑顔さえくれた
救いを与える言ノ葉
染み入れば私を埋め尽くす


長い長い冬を越え
鮮やかに羽を広げ
開けた空 迎え撃つ
戦いは終わらないけれど…



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プロフィール
HN:帝揚羽
職業:悪運の強い大学生
趣味:詩を詠む事・バトン・ゲーム・妄想(ぇ)
座右の銘:「(白哉と狩矢がぶつかって出来た桜)幸せの竜巻」・「お前の愛犬をよこせ」
好きな機体:Fインパルス・フリーダム・ルージュとミーアザク(でも扱えない)
前略プロフィール
偽プロフィール
サイト:最愛の妾
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