2009/10/21 (Wed) (no subject)

深く…深い陶酔の渦
飛び込んで振り翳すは音ノ刃


人間の意識と云うひとつの模様は
波紋を呼び拡がり綾成して

高みを目指しては
何処まで昇華出来得る？



対となるべく生まれた魂
向き合いて互いに刺し違え
それさえも宿命と云うのなら


何物を信じ己が道と。
鏡の向こうでは見も知らぬ貌で


君が、嘲笑う。



闇満ち充ちる刻、いざ
身を浸しては駆ける
音も立てずに

同じ師同じ友と時を過ごし
いつ路を違えた


二匹の戦士

蝶のように舞い
蜂のように刺す

いつしか流離う

それは蛍のようで在った？
もしくは精霊のようで在った


情になど絆されず
素顔を見せず
幾重にも厳重に包まれた
魂で在るのなら

手を触れ重ねれば
いつかのように…


微笑み合えるのか
目覚め始めた意識は
疾風の如く
深海の如く

深く強く…溶け合えるだろうか