2007/10/24 (Wed) 今の心境

檻に咲く花達は幸せそうに微笑み
薄羽をその身に纏って
濁る風に合わせて舞うだろう

…たとえそれが、蝋でつなぎ止められた紛い物であったとしても

其処から出れば
息も出来ず朽ちてしまう事も忘れて

…そう、ただ忘れているだけなんだ。
急に色んな事が美しく映り始めたから、それらが真相を見えなくさせているだけ。


…そうやってまた嘯いて笑顔を見せ。
彼らに背を向けては吠えるんだろう


欠けた心から吹き込む風は、容赦なく僕をすり抜けていく

…僕も、飛びたかった。
澱んでいる風でもいい、身を委ねてひとときでも「大丈夫」になりたかったよ


―――
何が正しいのか分かってるけどさ。日頃ピリピリして抑えたりしてる枷を忘れたい時もある。
でも…残念だけどその内、嵐も止むだろうと思う。